アルツハイマー型認知症の薬には血圧上昇の恐れあり

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近年、社会の高齢化が進み、認知症患者も増加傾向にあります。

さらに、高血圧患者は認知症を引き起こしやすいと言う論文もあります。
(関連記事 「高血圧患者は必見!塩分の摂取量はどこまで減らすべきか?」)

高血圧患者が認知症の治療を受けている割合は、決して少なくはないのです。

今回は、「知らないうちに飲んでいるかも!?高血圧症に注意すべきもの」で記載している、アルツハイマー型認知症治療薬にはどのような薬があるのか、血圧上昇を含めてどのような副作用があるのか解説したいと思います。

アルツハイマー型認知症治療薬

治療薬として位置付けられているものの、現時点ではアルツハイマー型認知症の治療薬は、その進行を遅らせることしかできず、一度発症したアルツハイマー型認知症を改善できる薬はありません。

アルツハイマー型認知症の治療薬には以下のものがあります。

分類 一般名(※) 商品名(先発医薬品)
コリンエステラーゼ阻害薬 ドネペジル塩酸塩 アリセプト
ガランタミン臭化水素酸塩 レミニール
リバスチグミン イクセロン
リバスタッチ
グルタミン酸NMDA受容体阻害薬 メマンチン塩酸塩 メマリー

(※ 一般名とは、薬剤の主成分の名称となります。)

ジェネリック医薬品(後発医薬品)である場合の名称は、以下のようになっていることが多いです。

一般名+剤型+含量+会社名(屋号など)」(剤型とは薬の形態のこと)

例を挙げると、ドネペジル塩酸塩5mg「NP」です。

お薬の禁忌項目や副作用などの詳細については、「添付文書情報メニュー」で検索してご確認下さい。

いずれの薬剤も血圧を上昇させる事があるため、高血圧患者がアルツハイマー型認知症の薬を服用する場合は、服用後に血圧上昇が現れていないかご自身で血圧の自己測定をすべきです。

もし、薬の服用開始後に血圧が普段よりも上がっているようであれば、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

例えば、ドネペジルは開始時に1日3mgで服用しますが、これは副作用が出てしまうのを抑える用量であり、認知症の進行を抑えるのに有効な用量ではありません。

このため、通常開始から1~2週間を超えて1日3mgで服用することはしません。

このようにアルツハイマー型認知症の薬には、開始量が設定されていますが、段階的に用量を増量することようになっています。

ただし、腎機能肝機能低下している方になど対しては、少量で継続する場合もあります。

例えば、イクセロンリバスタッチは主に腎臓で排泄させて薬の効果が消失するため、腎臓の機能低下している方には、副作用が出やすくなることがあるため、少量で継続して服用する場合もあります。

イクセロン・リバスタッチは貼るタイプの薬であり、錠剤を服用することが困難な方などにも使用できます。

イクセロン・リバスタッチはドネペジルで効果がなかったアルツハイマー型認知症患者の約半数有効であったと言う報告もあります。

アルツハイマー型認知症治療薬の血圧上昇以外の副作用

コリンエステラーゼ阻害薬は、脳内のアセチルコリンと言う物質を増加させることで、認知症の進行を抑える薬ですが、アセチルコリンの増加により消化器系の副作用が起こりやすくなります。

例えば、吐き気食欲不振下痢などです

グルタミン酸NMDA受容体阻害薬メマリーは、コリンエステラーゼ阻害薬を使用しても十分な効果が認められない中等度から高度アルツハイマー型認知症に対して用いられることが多いです。

コリンエステラーゼ阻害薬と併用することもできます。

主な副作用は、めまい便秘体重減少頭痛肝機能異常眠気などです。

コリンエステラーゼ阻害薬メマリーも、重篤な副作用がほとんどないのが特徴です。

 

以上、「アルツハイマー型認知症の薬には血圧上昇の恐れあり」でした。

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