うつ病の治療薬には血圧を上げる恐れがある

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知らないうちに飲んでいるかも!?高血圧症に注意すべきもの」でご紹介した通り、うつ病の治療薬にも血圧を上昇させる恐れがあります。

今回は、うつ病治療薬にはどのような薬剤があり、血圧上昇を含めてどのような副作用があるのか解説します。

うつ病の治療薬

うつ病を治療する薬を「抗うつ剤」と言いますが、この「抗うつ剤」には血圧を上げてしまう副作用があります。

うつ病の患者数は増加傾向で、うつ病であっても受診しない方の方が多いため、国内にはかなりの患者様がいらっしゃると言われています。

厚生労働省が実施している患者調査によれば、日本の気分障害患者数は1996年には43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいでしたが、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人と、著しく増加しています。

(※引用元 うつ病|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

このため、高血圧症とうつ病を併せ持つ方も増加していると容易に推測されます。

高血圧治療とうつ病の治療を同時に受けている方では、うつ病の治療薬が血圧を上昇する恐れがあることを知らずに、服用をしてしまっている事が多くあります。

ただし、「高血圧治療を受けている方が、うつ病の治療薬を服用してはいけないのか」と言うと、そういう訳ではなく、うつ病の治療では血圧を上げてしまう恐れがあったとしても、うつ病の治療薬を服用する必要がある場合もあります。

重要なことは、高血圧症だからと言ってうつ病の治療薬を自己判断で中止したりはせず、高血圧症状が出た時にうつ病の治療薬が原因になることを知っておき、医師との相談の中で服用しているうつ病の治療薬の必要性や、代替薬への変更の検討に役立てるべきです。

服用中のうつ病の治療薬が必要不可欠であり、代替薬もない場合は、血圧を下げる薬が追加になることもあり得ることだと思います。

また、うつ病の薬を服用する場合は血圧の自己測定を行い、血圧の上昇が起きていないか普段から確認するようにしましょう。
(血圧を正確に測定する方法については、「血圧を正しく測定するための11ヶ条」をご参照下さい。)

以下に、血圧を上げる恐れのある主なうつ病の治療薬を一覧にします。

大分類 小分類 一般名(※1) 商品名(先発医薬品)
モノアミン再取り込み阻害薬 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI) フルボキサミンマレイン酸塩 デプロメール
ルボックス
パロキセチン塩酸塩水和物 パキシル
塩酸セルトラリン ジェイゾロフト
エスシタロプラムシュウ酸塩 レクサプロ
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI) ミルナシプラン塩酸塩 トレドミン
デュロキセチン塩酸塩 サインバルタ
ベンラファキシン塩酸塩 イフェクサー
ノルアドレナリン系>セロトニン系 アモキサピン アモキサン(※2)
マプロチリン塩酸塩 ルジオミール(※2)
セロトニン系>ノルアドレナリン系 イミプラミン塩酸塩 トフラニール(※2)
アミトリプチリン塩酸塩 トリプタノール(※2)
クロミプラミン塩酸塩 アナフラニール(※2)
トラゾドン塩酸塩 デジレル
レスリン
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性薬(NaSSA) ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性薬(NaSSA) ミルタザピン リフレックス
レメロン
シナプス前α-アドレナリン受容体阻害薬 シナプス前α-アドレナリン受容体阻害薬 ミアンセリン塩酸塩 テトラミド(※2)
ドパミン系薬物 ドパミン系薬物 スルピリド ドグマチール

(※1 一般名とは、薬剤の主成分の名称となります。)
(※2 商品名の背景色が緑色になっているものは三環形抗うつ剤、背景色が黄色になっているものは四環系抗うつ剤と言われることがあります。)

ジェネリック医薬品(後発医薬品)の場合は、多くが「一般名+剤型+含量+会社名(屋号など)」(剤型とは薬の形態のこと)となっています。

例えばパロキセチンOD錠5mg「トーワ」のような感じです。

もし、ご自身の服用されているお薬がうつ病の薬だと思われるのに、ここに記載がない場合は「お薬検索[薬事典] – メディカルiタウン」検索されると、一般名や分類などが分かります。

医薬品の禁忌項目(使用してはいけない病気や薬など)や副作用などについては、「添付文書情報メニュー」で検索して詳細をご確認下さい。

うつ病の治療薬の血圧上昇以外の主な副作用

うつ病の治療薬の副作用は血圧上昇以外にも以下のようなものがあります。

  • 眠気
  • 倦怠感
  • 胃部不快感
  • 便秘
  • めまい
  • 口の渇き
  • 体重増加
  • 頭痛
  • 性欲低下
  • 震え
  • 不眠
  • 不安・あせり
  • 食欲不振
  • 発汗

多くの副作用がありますが、これらの副作用が全て上記の薬で起こる可能性が高い訳ではありません。

うつ病の治療薬でも、医薬品により、上記の副作用は起こりやすいものとそうではないものがあります。

これらの副作用が現れても、服用を継続することで副作用がなくなることもあります。

また、うつ病の治療薬の中には、急に服用を中止することで、めまい睡眠障害吐き気震え発汗下痢などの症状が出やすくなるものもあります。

万が一、副作用だと思われる症状が出た場合には、自己判断による薬の中止ではなく、まずはかかりつけの医師や薬剤師に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。

 

以上、「うつ病の治療薬には血圧を上げる恐れがある」でした。

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