血圧低下作用のある素材(カリウム、カルシウム)

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前回の記事で、トクホ以外で高血圧症を改善する効果が報告されているものとして、オリーブオイルにんにくがあるとお話しました。

今回もトクホではありませんが、カリウムカルシウムが血圧低下作用があることを解説します。
(ご紹介する素材はトクホではないため、血圧低下作用を示す十分なデータや根拠がある訳ではありません。高血圧治療を受けている方で、健康食品やサプリメントとして下記の素材を摂取する場合は、低血圧などの有害事象が現れることがあるので、摂取前にかかりつけの医師や薬剤師に相談の上で摂取するようにして下さい。通常の食品に含まれる量で過剰摂取にならない量であれば摂取しても問題はないかと思います。)

カリウム

ナトリウム血圧を上昇させるものとして有名ですが、カリウムは腎臓の尿細管でナトリウムが尿から再吸収されるのを防ぎ、ナトリウムを尿として排泄しやすくするため、血圧を低下させる効果があると言われています。

摂取量の目安やカリウムを多く含む食品については「血圧を下げやすい栄養素とは?」を参考にして下さい。

カリウムを摂取する際の注意点

腎機能が低下している方や、カリウム保持性利尿剤を服用中の方、カリウム補給剤を服用中の方はかかりつけの医師に相談の上で摂取するようにして下さい。

腎機能が低下している方がカリウムを慎重に摂取すべき理由は、カリウムは主に腎臓から排出されるのですが、腎機が低下するとカリウムが排出されにくくなり、高カリウム血症を引き起こしやすくなるためです。
高カリウム血症では、四肢のしびれ不整脈吐き気などが出やすくなります。)

カリウム保持性利尿剤、カリウム補給薬を服用中の方も高カリウム血症が起こりやすくなります。

主なカリウム保持性利尿剤、カリウム補給薬は以下の通りです

  • カリウム保持性利尿剤
    スピロノラクトン(アルダクトンA)、トリアムテレン(トリテレン)、カンレノ酸カリウム(ソルダクトン)
  • カリウム補給剤
    塩化カリウム(スローケー)、L-アスパラギン酸カリウム(アスパラカリウム、アスパラギン酸カリウム)、L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウム(アスパラ)など
    (一般名(主成分の名称)を記載し、カッコ書きで先発医薬品(ジェネリック医薬品ではない薬)の名称を記載しています。)

カルシウム

人体のカルシウムは約99%が骨や歯に貯蔵され、残りの約1%のみが血液や筋肉、神経内に貯蔵されています。

血液中のカルシウムの濃度が低下することで、骨からカルシウムが溶け出し、血液中のカルシウムの濃度を一定に保とうとします。

このカルシウムの不足でも、動脈硬化が起きることで血圧は上昇しやすくなります。

摂取量の目安やカルシウムを多く含む食品については、上記同様「血圧を下げやすい栄養素とは?」を参考にして下さい。

血圧上昇以外にもカルシウム不足では、以下のようなことが起こりやすくなります。

  • 骨粗鬆症から骨折しやすくなる
  • イライラしやすくなる
  • 足がつりやすくなる
  • まぶたがけいれんしやすくなる

カルシウムを摂取する際の注意点

シュウ酸過剰なリン酸、食物繊維カルシウムの吸収低下させるため摂りすぎないようにして下さい。

逆に、マグネシウムは摂取することで効率良く骨をつくることができ、カルシウム2に対してマグネシウム1で摂取すると良いと言われています。

また、ビタミンDカルシウム吸収を高める効果がありますので積極的に摂取して下さい。

ただし、病院で骨粗鬆症の治療をされている方は、活性型ビタミンD製剤と言う薬剤が処方されている可能性があります。

主な活性型ビタミンD製剤は以下の通りです。

  • アルファカルシドール(アルファロール、ワンアルファ)
  • カルシトリオール(ロカルトロール)
  • エルデカルシトール(エディロール)
    (一般名(主成分の名称)を示し、カッコ書きで先発医薬品(ジェネリック医薬品ではない方の薬)の名称を記載しています。)

このような薬剤を服用している方は、カルシウムの摂りすぎにより高カルシウム血症が起こりやすくなることがあります。
(高カルシウム血症では、倦怠感意識障害食欲低下などが出やすくなります。)

また、リチウム製剤を服用中の方も高カルシウム血症が起こりやすくなります。

主なリチウム製剤は以下の通りです。

炭酸リチウム(リーマス)
(リチウム中毒では、食欲低下、吐き気、下痢、震え、発熱、発汗などの症状が初期に出やすくなります。このような症状が出た場合は受診をお勧めします。)

その他、副甲状腺機能亢進症甲状腺機能低下症の方も高カルシウム血症が起こりやすくなっています。

さらに、心不全などでジギタリス製剤を服用中の方は、カルシウム剤の摂取でジギタリス中毒がでやすくなります。
(ジギタリス中毒では、吐き気、腹痛、下痢、視力低下、頭痛、不眠、光がないのにちらちら見える等の症状が初期にでやすく、進行すると重篤な不整脈などに繋がる恐れがあるため、これらの症状が出た場合は受診をお勧めします。)

主なジギタリス製剤は以下の通りです。

  • ジゴキシン(ジゴシン)
  • メチルジゴキシン(ラニラピッド)
    (一般名(主成分の名称)を記載し、カッコ書きで先発医薬品(ジェネリック医薬品ではない方の薬)の名称を記載しています。)

市販のカルシウム剤を摂取する場合はかかりつけの医師や薬剤師に相談してから摂取するようにする事が重要です。

 

以上、「血圧低下作用のある素材(カリウム、カルシウム)」でした。

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