血圧を上げる作用のある解熱鎮痛薬(NSAIDs)とは

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高血圧症の方が注意をすべき医療用医薬品(主に病院で医師の処方箋により調剤される薬のこと)はたくさんあります。
(どのようなものがあるか知りたい方は「知らないうちに飲んでいるかも!?高血圧症に注意すべきもの」をご参照下さい。)

病院で受診した際や、薬局で調剤をしてもらう場合は、医師や薬剤師に服用している薬剤を伝えるべきですが、ご自身でもどのような薬が危険なのか確認しておくべきです。

今回は解熱鎮痛薬である「非ステロイド性抗炎症薬」について書きたいと思います。

解熱鎮痛薬の大部分を占める非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

解熱鎮痛薬のほとんどは、「非ステロイド性抗炎症薬」と呼ばれる薬です。

この非ステロイド性抗炎症薬を服用すると、水やナトリウムが体内に貯留することで体液量が増えて、むくみ血圧上昇を起こすことが知られています。

非ステロイド性抗炎症薬は、別名「NSAIDs(エヌセッズ)」と呼ばれ市販の解熱鎮痛剤でも非常によく使用されています。

以降、分かりやすく解説するために「非ステロイド性抗炎症薬」のことを「解熱鎮痛薬」と表現します。

ここでは医療用医薬品の主な解熱鎮痛薬を記載します。
(市販薬の解熱鎮痛薬については後日投稿する予定です。)

 分類 一般名(※) 商品名(先発医薬品)
酸性抗炎症薬 アスピリン・ランソプラゾール タケルダ
クロピドグレル硫酸塩・アスピリン コンプラビン
メフェナム酸 ポンタール
ジクロフェナクナトリウム ナボール
ボルタレン
インドメタシン インテバン
インドメタシン
インドメタシン ファルネシル インフリー
エトドラク オステラク
ハイペン
イブプロフェン ブルフェン
ロキソプロフェンナトリウム水和物 ロキソニン
ザルトプロフェン ソレトン
ペオン
メロキシカム モービック
ロルノキシカム ロルカム
 塩基性抗炎症薬 チアラミド塩酸塩 ソランタール
 COX-2選択的阻害薬 セレコキシブ セレコックス

(※ 一般名とは、薬剤の主成分の名称となります。)

ジェネリック医薬品(後発医薬品)である場合、多くが一般名+剤型+含量+会社名(屋号など)(剤型とは薬の形態のこと)となっています。

例えば、ロキソプロフェンナトリウム60mg「クニヒロ」のような感じです。

解熱鎮痛薬の特徴

酸性抗炎症薬は、解熱鎮痛薬の中でも、抗炎症鎮痛解熱作用が強い特徴があります。

塩基性抗炎症薬は、消炎・鎮痛作用は穏やかです。

COX-2選択的阻害薬は、解熱鎮痛薬のデメリットである「胃が荒れる」と言うことがほとんどないと言う特徴を持っています。

また、解熱鎮痛薬は喘息患者約1割を占めるアスピリン喘息(NSAIDsより喘息症状が悪化する)患者に使用できないことになっていますので、解熱鎮痛剤を服用して喘息が出やすくなるようなことがあれば使用を中止し、受診するようにしましょう。

セレコックスもその他の解熱鎮痛薬と同じく「アスピリン喘息に使用できない」となっていますが、そのCOX-2選択性の高さから、解熱鎮痛薬の中ではアスピリン喘息引き起こしにくいと言われています。

解熱鎮痛薬は、血圧を上昇させる可能性がある他、長期で服用すると、胃が荒れて不快感がでたり、腎機能障害が起こることがあります。

腎機能障害では、むくみ尿量の減少蛋白尿(尿検査で判定)が出やすくなるため、解熱鎮痛薬を継続的に服用されている方は、ご自身でも普段から意識的にチェックするようにしましょう。

解熱鎮痛薬が処方された場合は

上記の理由から高血圧症の方は、市販の鎮痛剤を自己判断で服用することはせず、必要であれば受診をするようにしましょう。

また、現実的には、高血圧症があったとしても、医師から解熱鎮痛薬が処方されることは多くあります。

このような場合は、「医師から処方された薬だから安全だろう」と決めつけず、血圧を自己測定し、解熱鎮痛薬を服用後に普段よりも血圧が上昇することがあれば、受診して医師に相談するようにしましょう。
(血圧を正確に測定する方法については、「血圧を正しく測定するための11ヶ条」をご参照下さい。)

 

以上、「血圧を上げる作用のある解熱鎮痛薬(NSAIDs)とは」でした。

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